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『ま゜』

第3章 魔界街→パックサン

(これを全部食べればいいの?)

“そうだ。今回はお主も食べていくことになる。もちろん、パワーエサを食べずにモンスターに触れれば、アウトだ”

(私も食べる……)

 こんなの、10個食えたらいいほうだ。

『ガパガパガパガパガパ……』

 突然、聞きなれない音が、耳に入ってきた。

 モンスター!?

 と、音のする方に目を向けた。


 右側から曲がるようにしてこちらに向かってくる、直径1メートルほどの黄色い球体が、口をパクパク動かしながらやってきた。

(なにこれ?)

“これが、プレイヤーキャラのパックサンだ。お主はこれと協力して、ゲームを進めなければならない”

『ハ^ロ*(かわいい)』

 水戸さんが近付くと、パックサンは方向を変えて去っていった。

『?』

“どうやら、お主をモンスターと認識したようだ。まあ、ゲームスタートとなれば、ちゃんと仲間として見るから、問題はない。さあ、プレイするためにここから、1つ選ぶのだ”

 クリア面数を減らせる。

 自分の5倍、力をアップさせる。

 自身と関係する友人を、仲間に入れることが出来る。

 突然クリア。 
 
 プレイヤーキャラの大きさを、3倍大きく出来る。


 有利にゲームを進めるためには、必要になる。水戸さんはじっくりと考えた。

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