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『ま゜』

第3章 魔界街→パックサン

(クリアするのも悪くないけど……このゲームは、それほど難しさは感じないのよねぇ……仲間呼んでどうにかなるわけでも無さそうだし……て、言うか、モンスターってどのくらいのものなのかしら?)

 その心の声を聞いたのか、ゲームの神は、それに応じた。

 すると、通路の奥から、赤、青、ピンク、黄色と色分けされた4匹のモンスターがフワフワと現れた。

『く^ら"げ!?(オバQ?)』

“いや、たしかに似てるが、オバQではない。口も手も足も毛も無いし、目が大きいだろ。これがモンスターだ”

(あのパックサン1匹に、敵が4匹って、卑怯じゃないですか?)

“なにをいうか。仮面ライダーも数人の敵相手に一人で戦っているではないか”

(でも怪人以外は、素人でも倒せそうな雑魚ばかりじゃない。空気の存在感のような戦闘員は数に入れてはいけませんよ。言うなれば、戦隊ヒーローがよってたかって、一人の怪人を攻めるようなもんよ)

“お主は、どっちの目線でものを言っておるのだ? いや、さっきの魔界街でも、アーサーだけでやってたろうが”

(そもそも、このゲーム、ストーリー性に問題がありますわ。パックサンはこのボールを食べてる。つまり、食事中なわけ。それをなぜ、このモンスターが邪魔しなければならないのですか?)

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