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『ま゜』

第4章 パックサン→???

 ヴイィィーーー!!


 どこからともなく、ブザーのような音が鳴り、周りに色のついたギザギザが現れ、モンスターが動かなくなった。

『ぬ゜?(あれ?)』

“待て待て待て待て待てっ!! お主、なにをするんだ!?”

 ゲームの神の声だ。

(攻撃したの)

“いや、これは、パワーエサを食わなければ、攻撃は出来んのだ!! てか、その前にドットを投げるバカがいるか!!”

(ダメなの?)

“わけのわからんことをするな! バグってもうとるやないか!! これ、修復するの大変なんやぞ!!”

(ちょっと待って、それはおかしいじゃない。さっきの魔界のやつでは、メカ水戸さんが攻撃してたのに、こんなことにならなかった)

“あれは、メカ水戸を武器として使用を許したから出来たことであって、魔王もお主がゲームキャラと見たから攻撃してきたのだ”

(じゃ、パワーエサ食べたら、ドットを投げてもいいのね)

“いや、ドット投げたらいかん。ドットは食べるだけ、吐いたらいかん。またバグがおこる。ちなみに、壁ぶち破るもアカンからな”

(ゲームの神様は、関西出身ですか?)

“あ、いや、それは……とにかく、余計なことはするな。ドットは吐くな。ある程度したら、胃の中で勝手になくなるから。パックサンは、ドカ食いするキャラだから、それを動かなくしたのは、お主のミスだ”


 水戸さんは、項垂れた。

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