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『ま゜』

第8章 ドラゴンキングとの戦い

“待て……なにをする気だ”

「大人しく言うことを聞けっ!」

“お主、神使いが荒いのぅ……”

 ゲームの神は、しぶしぶ、音子の言うことに従った。

 音子はすかさずマイクを取った。

「水戸さん聞こえる? 今から、好きな武器が使用できるようになったから、あなたの武器を呼んで」

 水戸さんは聞こえたのか、手をパチンと叩いた。

“あやつ、私もトロの剣が欲しいと、心の中で申しておるが……”

「いや、そうじゃない。ロボット!
 あなたのロボット!」

“今日は、バイク、バギー、飛行機の3つが空いていると……”

「ありがとう……て、そうじゃない! なんでもいいから、呼んで!」

“バギーでも構わないかと……”

「なんでもいいから、早く!! 満月ポンも一緒に」

“待て、それも呼び出すも呼び出すまいも、私の力が働いてなければ……”

「うるさい。だったら呼べ。噛み付くよ」

 ゲームの神は、音子の言うことに従った。

 すると、水戸さんの隣に、バギータイプのメカ水戸さんが、満月ポンを持って現れた。

「メカ水戸さん、聞いて! あなたがいま通ってきた道、覚えてたら水戸さんを連れて通ってきて!!」

“なんじゃとぉーーっ!!”

「現実の世界から来たんだったら、ここまで来れる人間にはわからない道があるんじゃないかなって。ロボットだったら、なにかをハッキリと掴んでいるんじゃないかと思ってね」
 

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