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たけるくんと一生さん

第3章 お風呂入りましょう

「でも嫌がること、僕はしたく無いんですよ」

眉をキュッと寄せて、悲しそうに笑う。
明るい表情しか見たことない人のこんな顔、できれば見たくない。見慣れていないものには免疫がない。

……違う。
一生さんの悲しむ顔は見たくない、の間違いだ。
でも、そもそもこの状況がよくわからない、というか。
オレたちは同性なわけで、お風呂に入るまではわかる。さっきまで2人でジムに行ってトレーニングしてたから。
でも……。
セックスってなると、果たして超えていい壁なのか。戻ってこれなくならないのか。

……まぁ、マッサージでむらむらしちゃったのはオレなんだけど。

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