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狸の詩~漢情~

第4章 通勤電車格言

通勤電車の中、様々な光景が目に映る。
そんな光景から新たな格言が生まれた。
そうだ、これを通勤電車格言と呼ぼう。

リュックを前に抱く女子高生。
痴漢や視姦防止か、いい手だ。
だけど、お尻は無防備だね。

『おっぱい隠して尻隠さず』

可愛い女のコがいるとチラ見する。
おや、女のコもこちらを見ているぞ。

『以心伝心』

刺激的な格好の女のコを見るオヤジはスゴい。
目が血走っているよ。
考えてることはまる分かりだよ。

『目は口以上にものを言う』

刺激的な格好の女のコ。
誰だよ、目のやり場に困るなんて言ったのは。
目のやり場は全然困らない。むしろ決まっている。困るというならば・・

『犯罪を犯しそうで困る』或いは、
『性欲のやり場に困る』

おっ、可愛い女のコ。
女のコもボクを見ているよ。
ボクのこと好きなのかな。
『以心伝心』キモチが伝わった。
えっ、もう降りるの・・行かないで~

『儚いひとときの恋』

眠そうなミニスカートの女のコ。
前に座ればチラリが期待でき、隣に座ればもたりかかられることができ・・。
どっちだ、どっちに座っても喜びと後悔を共に味わうこととなろう。

『苦渋の決断』

女のコを見るオヤジの姿は滑稽だ。
ある者は本を読むフリをして、ある者は新聞を読むフリをしている。

『本に目あり、新聞に目あり』

うひょ~、可愛い女のコがいっぱいだ。
あのコを口説こうか、このコといちゃいちゃしようか・・・。
結果は見えてるのにバカだね~、男は。

『取れぬおなごの皮算用』

満員電車。
可愛い女のコや刺激的な女のコがいっぱいだ。
化粧や香水の匂いもたまらない。
ヤバい、勃ってきた、こんな状況で。
鎮まれ~、鎮まれ~と言っても言うことを利かない。

『不可抗力』
『親のピンチ、ムスコ知らず』

帰りの電車で缶ビール。
女子高生、OLさんを見ながら飲むお酒のなんと美味しいことか。
キャバクラなんかよりよっぽどいいぞ。

『居酒屋電車』  『キャバクラ電車』

イヤだね~、男は。
可愛い女のコがいると前や隣の席に急いで座るよ。なんだか笑えてきちゃうよ。

『恥も外聞もなく』  『節操なし』

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