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狸の詩~漢情~

第52章 雨の跡

雨上がりに道を歩いていたら、ふたりの女のコがやってきた。

や〜ん、下が濡れてるよ

びしょびしょじゃん

こんな会話をしていた。
道が濡れていることだろうけど、違う意味に聞こえてしまい、不覚にも勃ってしまった。

ああ、女子はいいなぁ、公然、平然とエッチなことが言えて。

もし男子が言ったら・・

や〜ん、下が勃ってるよ

ギンギンじゃん

公然でこんなことを言ったら、捕まるかな・・

ああ、何でもこんなふうにしか考えられない自分が情けなくなってきた

いっそ雨に打たれたい

雨は冷たいけど、打たれていたいな
煩悩も欲望も流すから

いや、雨に打たれても、この煩悩が洗い流されることはないだろうな・・

本能 煩悩 欲望 マイ脳 I know・・




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