結愛ちゃんのエッチな誘惑
第11章 葛藤
俺の腰のせいもあるけど結愛は昨晩も俺の所へは来なかった。
宏樹は離脱したし、多分兄貴のところに行ったんだろうけどベランダから行けないし何処から兄貴の部屋行ってるんだろう。
っつーか、兄貴が入ってから結愛が明らかに兄貴のところ行く率が高い。
朝方に目が覚めて完全に治ったわけではないが、腰は起き上がれるほどにまでなっていた。
いつもは結愛が朝でもセックスしにくるし、今日は俺から結愛にセックスしに行くか。
一応コルセットを巻いてベランダの結愛の部屋に続く壊れた仕切りを越えて向かった。
ベランダの鍵はいつも開けっ放しになっていて、結愛の部屋にすぐ入る事が出来る。
部屋に入って結愛のベッドの膨らみに抱き着いた。
「結愛〜…あんまり激しいのはまだ出来ないけど……って……」
結愛だと思っていた膨らみの中身はぬいぐるみと枕だった。
ベランダに出て宏樹の部屋の方の仕切りを確認すると、宏樹の家の方が重い棚の様な物で塞がれていて通ることが出来なくなっていた。
緊急時の避難経路確保の点からだと完全にアウトだけど、宏樹が彼女に心配かけないようにしているのがよくわかる。
とにかく宏樹の方に行ってるわけではないということは兄貴の所か…。