
触って、七瀬。ー青い冬ー
第4章 仮面の家族
びゅー、びゅっびゅ、びゅー。
「あっ、はっ、んんっ、んん」
精子が流れ込んでくる。
気持ちいい…。
頭の中で快楽物質が弾けている。
「翔太…さん」
涙で霞んだ目で翔太の名前を呼ぶと、翔太のそれが中で反応した。
「ごめ、あ…、腰、止まんない、夕紀」
ぱん、ぱん、と翔太はまた動き始めた。
「もっと鳴いて、夕紀」
ぐり、ぐり、と奥がえぐられる。
「やっ、もうだめ、だからっ、あっあ」
僕の前からも、ぴゅ、ぴゅっと白いのが溢れ出した。きゅんきゅんと尻の筋肉が穴を締める。
「もう、無理、やぁっ、やあっ」
気持ち良すぎて息ができない。
「ごめ…ああっ、もっと締め付けて、夕紀…」
翔太が僕の耳を舐めた。
背中から電気が走る。
「み、み、だっめ…んんっ」
翔太は腰を勢いよく振って、奥に打ち付ける。あれだけ射精したのに、まだギンギンに勃っている。太くて大っきい…
《精子にはね、麻薬成分が混ざってるんだよ。》
「んああっ、あっ、あっ、あっ」
《口でも、下でも、粘膜からそれを吸収するとね、最高に気持ちよくなるんだ》
「…また、出るよ」
「あ、あ…」
「はぁっ、夕紀」
《こうして腰を押し付けて奥に流し込まれると、涙が出るほどいいだろ?》
どぴゅー、ぴゅー、ぴゅー、
《…ほら、夕紀》
「はぁぁあ、あぁあっ」
どぴゅー、ぴゅー、
熱い精子に反応して、きゅん、きゅん、と痙攣する。
「いっく、いく、また、い、い…」
僕の前から、透明な液体が溢れ出した。
気持ちが良くて、どうにかなりそうだった。腰が踊った。
「あああっ…」
僕は意識を失った。
《ちょっとやり過ぎたかな…》
先生、あなたが僕の身体をこんな風にしてしまったんですね。最低です。
ひど過ぎます。
《でも、気持ちよかったんだろう?》
