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本気になんかならない

第9章 ハニレ

と、そわそわする小浜さんが食べ終えた俺に尋ねる。

「一番おいしい?」

「えっ…?」

「ううん、何でもないっ。もひとつ食べて?」

「うん、ありがとう」

「ふふ」

そう笑って小浜さんは俺を離れた。
ふうっ、怒らせなかったみたい。

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