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本気になんかならない

第2章 北里

「やだ、もっちー。可愛いコ連れて。弟?」

「ちげーよ。俺の教え子」

「可愛いー、可愛いー!
いくつー?高校生?」

表情を固くして俺は言った。

「あんた、ショタコン?」

「ぷっ、可愛いー!」

「可愛くなんかない」

ムカついた俺は反論した。
年上っていっても、もっちーの知りあいだろ?
5つも変わりはしないはず。

そんな女に可愛いなんて、連発されたくはなかった。

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