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本気になんかならない

第14章 夕ごはん

彼に頭を撫でられて、嬉しい私はまた喋りだす。

「和波君とこも離れたきょうだいいたよね。弟さんは5つだっけ?」

あ、、本家を継ぐ弟さんだった…。
話題にしないほうがよかったかな?

「うん。下のチビたちは文句なく可愛い。もうひとりの弟は…野蛮だけど、まぁ可愛い部類かな」

あ、大丈夫そう。
よかった。

「和波君が可愛いってゆーんだもん、よっぽど可愛いんだろうなぁ」

「メグもお兄さんとお姉さんからしたら可愛いもんだよ」

「そっかなぁ?
ねぇ、和波君は私のことどう思ってるの?」

ちょっとドキドキしながら私は彼の言葉を待った。

「どうって、、メグは可愛いよ?」

「嬉しいな」

自分から促したのに、そう言われて顔がほてった。

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