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本気になんかならない

第15章 いけない妹

自分の耳に入る自分の声、

ああ、ついに言っちゃった…

って心臓バクバクしてる私。



「メグ……」

そう呼んで、
前に片膝をついて
しばらく私を見つめる彼。


お断りされたらどうしよう!って
もう恥ずかしさでいっぱいで

私はギュッと目を閉じて
彼の腕にすがりつく。


あああ、だけど!
おっとりな和波君のことだから

意味がイマイチ
わかっていなかったりなんかして!?


だからって
これ以上私にどうしろと?

"お風呂でも一緒に"って誘いますかー?

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