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本気になんかならない

第15章 いけない妹

彼はそんな私の髪を優しくとく。

「緊張解けた?」

え?
それは、私のこと?

私の緊張をほぐしてくれようとしたの?


「もっとふにゃぁっと楽にして…。
俺、進んでいいのか迷っちゃう」

「うん。わかった…」

とは言っても、緊張するもんはするもんでして

力を抜こうにも、
抜こうとすると力が入るてゆうか。

そんな私の身体に彼は口づけを落とす。

「メグ、可愛い。白くてキレイだよ」

普段の寡黙と饒舌が入れかわったかのように
私は彼にリードされる。

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