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本気になんかならない

第15章 いけない妹

「ねぇ、和波君も…」

タオルケットは羽織っているけど

もう脱いじゃいたいくらいの
ぐしょ濡れパンツだけの私と違って

彼は1枚も脱いでない。

そんなの私だけ恥ずかしすぎる!

って、いまさらなんだけど。


彼の服をつまんでそう言うと
弱ったように少し首を傾ける。

「俺、持ってないから…」

何を?って尋ねようとして
ピンときた。

そりゃそうだよね
学校帰り。

いつも持ち歩いてるほうが
逆にヤバいよね。。


てか和波君、今までに彼女いたっけ?

だけどこんなに泰然としているんだから
経験はあるんだよね?


和波君のこれまでの相手、、
どんな人だったのかなぁ…


やだ私ったら!
そんなこと考えるのはあとにしよう!

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