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本気になんかならない

第16章 正式彼女

だんだんと落ちついて

ふたり、服を着せあって

それでもドクドクと温かい
自分のなかを感じながら

彼女になれたんだって実感が駆けめぐる。

本来なら、このままふたりで
お風呂したい。

だけど、そろそろ親が帰ってくる時間なの。


和波君ったら
すっごく時間かけるんだもの…

「私、こんなに嬉しいのは初めて」

本当に、今までのエッチは
何だったの?って思うくらい。

「そう?だったら俺も嬉しい」と笑う彼は

玄関先、
私の耳に口を寄せて
こんなことを言う。

「ごちそうさま。
今日はたくさん貰ったけど、
メグがいちばんおいしかったよ」


ボンっと爆発音が飛びだしそうに
真っ赤になった私を見て

ニッと笑った彼は手を振った。



***メグside//***

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