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本気になんかならない

第18章 いたよ?

リビングに戻ると、
ハニィが俺に「どうぞ」って

リボンのかかった
小振りのペーパーボックスを渡してきた。

「彼女と食べて?」

と、リィがニコッとしながら
俺の口に一塊を運んだ。

それは、サクサクとした食感の
チョコクッキーだった。

ほど良い甘さが、俺の心に灯った。

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