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本気になんかならない

第18章 いたよ?

週明けの昼休み、
俺はメグにヘアクリップを渡した。

「ええー?ありがとう!キレイっ!」

「地味かもだけど、
学校につけてくるんならこんなのかな?って思って」

「うん、すごくイイ!似あうかな?」

伸びかけた髪をかき分けて
クリップをつけてくれる彼女。

「可愛いよ」

似あうとかいう以前に
俺のプレゼントで喜んでくれている
その姿が可愛いかった。

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