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本気になんかならない

第4章 鍵

「どう?俺、うまくなった?」

「そうね。愛されてるみたいで嬉しい」

「うん、よかった」

しばらくベッドで抱きあったあと、北里はカバンから箱を出してきた。

「はい、これ…誕生日、おめでとう」

「え?教えたっけ?」

「和君のことなら何でも知ってる」

「それ怖いよ」

おおかた、もっちーから聞いたんだろ?

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