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本気になんかならない

第4章 鍵

北里からのプレゼントは革の財布だった。

俺、ハダカで現金を持つ主義なんだ。
ってもそんなに持ちあるく必要もない高校生。
定期とスマホと自販機代さえあれば充分。

だから俺は、
財布をそのままカバンに入れた。

使わないけど、カバンに入っていると
何だか嬉しい。

俺って変なヤツとニヤっとした。

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