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本気になんかならない

第21章 古りゆくもの

俺が教室に入ると、部長が待っていた。

「宮石、聞いたよ…」

え?お前も俺の誕生日を祝ってくれるの?
そんなの遠慮したいと及び腰の俺の席横で、
彼はボソッと話しだす。

「あの部室掃除の日、俺、変なこと言ってごめん。
そんなことになってるなんて知らなくて」

ああ、誕生日関連じゃなかったのか。
でもそんなことって、この男は、
部外者みたいなこと言って。。

「メグの…つぎの彼氏ってお前なんだろ?
仲良く、ね」

その変わり身の速さに俺は、呆気に取られて、
まったくピンと来ないんだ。
別れる2日前が彼女の誕生日で、俺
プレゼントあげて、それは喜んでくれてたのに…

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