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本気になんかならない

第26章 趣味:和歌

大学の垣根を払ったインカレサークル、
彼女がいてもおかしくない。

彼女が彼氏を想って、この一首を、選んだ。。

俺がその歌をなぞるのを見て、副部長が口をはさむ。

「それもいいんだけど、情熱色が薄くないかな。
もっと内向きに激しい…。

式子さんってね。
鳴けぬなら、縛っちゃいましょ鳥のカゴごと。って感じしない?」

よくわからないけど、
副部長、ずいぶんと入れこんでいるんだな。

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