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本気になんかならない

第26章 趣味:和歌

サークル部屋から顔を出した俺は
悪いけれど、このヒトコトを心につぶやく。

なんだ。。。


冷静に考えてみれば
北里は、俺がこの大学で
しかもこのサークルに入ってるなんて
知らないわけだし。

いや、知っていたらさらに
訪ねては来ないだろし。

だって俺が、拒否ったんじゃないか。。
泣いていた北里を
俺は、バーに置きざりにしたんじゃないか。。

と、自分の始末を嘲笑う。

そして、気持ちを切りかえた。

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