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本気になんかならない

第27章 熱

そろそろ頭を洗おうと
お湯から腰を浮かせかけたとき、

「ほら、リィも入れよ」って声が聞こえて
ガラッと浴室の扉が開いて、俺は目を見開いた。

「俺、入ってるんだけど…」

こいつら、帰ってきたんだ…

「うん。だから!」

弟たちはニコッと笑った。

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