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本気になんかならない

第4章 鍵

出てきたのは、

「クルマの鍵?」

てことは本体があるのか?

「そう。兄貴に似あうと思う!来年には免許とれるだろ?ドライブしような!」

「これ、誰からっ?」

「ハニィとリィと俺」

「ええっ?」

「ハニィが言いだして、俺が選んで。金は、リィが賢くてさ。何とかが何とかとかPC弾いて言いながら増やしたんだ。キレイなお金だよ?」

「ラッキーだったんだよ」とリィ。

「そう、なんだ。すさまじいな」

いったい、いくらなんだ…。
なのに俺ったら、カバンひとつでよかったんだろうか…。

「俺たちも乗るから気にしないでね?」

帆澄、普段は荒々しいのに、顔に似あわず気配り屋ってゆーか。

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