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本気になんかならない

第4章 鍵

そしてハニィが
「ねぇ、タディも一緒に住も?どーん!」と
飛びついてくると、
リィも「僕も、どーん!」と真似をする。

よろけた俺は、そのままベッドに倒れこむ。

それを見た帆澄が「どかーん!」と
追いうちをかけてくる。

俺の都合なんて、おかまいなしのこいつら。
俺、こいつらに必要とされてる。
心が温かく染まってく。

3人に押しつぶされながら、
俺のきょうだいってすごいかも
って思った。

まあ、リィは両親の友人の息子なんだけど。
あ、言ったことあったかな?

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