テキストサイズ

本気になんかならない

第28章 green flowers

国道沿いからコンビニの角を曲がり
途中でコートを脱いで中学、高校を通りすぎ、
閑静な住宅街を抜けて……

その店は思ったよりも近かった。
もうちょっと走るつもりだったんだけど
…早く着いてしまったな。

部長の自転車、、ないし。

店の壁にもたれた俺は
ゆっくりと周囲を見渡す。

「っもう。人使い荒いんだからぁ」

という声ともに、店の勝手口が開き
あの男と目があった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ