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本気になんかならない

第28章 green flowers

そのうちに和史さんが戻ってきて
心配していたほどには食事を強要されなくて、ホッとしたのも束の間で。

「和君は本日の主役だから、一番風呂な」と。

「え?俺は家で入りますよ」

「何言ってるの?
寝食をともにしてこそ男同士の親睦は深まるだろ?」

泊まりこみで歓迎会?

「食だけでいいです」

「歓迎会はまだまだ続くんだからな!
ちゃんと歓迎させろ!

今から20分であがってこなきゃ、昨日の激写ばらまいちゃうぞ?」

そう言って彼はポケットから一枚の写真を出し

「え?何ですか、それ?」

と、覗こうとする俺を遮って貴志に見せた。

すると
「か、可愛いっ」…って貴志、失笑?

「なっ、なにがっ??」

昨日の激写って、シャワーとかっ?
まさか、脱衣場で隠し撮り?

「さ、和君もわかったよな?
引きのばして店のポスターにされたくなかったら、今夜は泊まってけ。
俺は親切で言ってるんだからなっ?」

なっにが親切?なにがっ歓迎?

気の毒そうな貴志の笑顔に送られて、和史さんに返したはずの新品下着を持って、昨日と同じようなパターンにはまってる俺。

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