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本気になんかならない

第33章 告白

「再婚話、私の…。
私が離婚したのは知ってるよね?」

離婚、、なら、相手の男は生きているのか…。
そして、現実にもうそこまでの話があがってるのか?再婚なんて…

「知らないよ、そんなの。
……北里、結婚するのか?」

俺との今日は、そのお祝い
…はなむけとでも思ったんだ?

ケースをぐっと握った俺は、彼女の指に視線をまわす。

指輪はしてない。
でも、そんなの、、関係ない。

「まだ、迷ってるんだけどね。
ついてこないかって誘われてるの。

私と同じバツイチで、パソコン関係のやり手の社長さんでね、来年から一人息子さんと海外で暮らすらしいの。
サナもその子と離れたくないって言うし。
感じの良い人だから、いいパパになってくれそうだし」

降園時に泣いていたサナちゃんが頭をよぎる。
あの男のコとのお別れがつらくて泣いてたのか。そりゃ子ども同士、仲が良いにこしたことはないだろうな。

じゃあ
もう北里、、身体をゆるしたのかな…。

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