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本気になんかならない

第33章 告白

今回も俺、出遅れちゃったかな。
以前にも用意して、結局渡せなかった。

彼女の気持ちを縛ることはできない。
彼女の望む道を応援したい。とは思う。
だけど、。

離れてからは、遠くから幸せを願っていたけど
願うだけじゃ、貴女を守れない。

何より俺が、一緒にいたい。

だから、北里。
まだ俺はあきらめない。

俺だって、北里を幸せにできる。
いや、俺しかできないんじゃないかって気さえする。

紅茶からの湯気が、ふんわりとのぼる俺の正面。
彼女の白くキレイな指を、揺れる黒い瞳を見据えて。

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