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本気になんかならない

第33章 告白

足を進める彼女はキョロキョロとして、

「何なの?ここ、ホテルだったの?」
なんて可愛く言うんだ。

「あ、、この壁のキャップ。和君…。ここって、」

「そ。俺の部屋」

さっきの個室、聞き耳を立てる輩なんていないけど、よそゆき感で何だか落ちつかなくて。

「和君、レストランに住みこみだったの?」

「そんなところ」

とにかく彼女に触れたくて。

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