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本気になんかならない

第33章 告白

「ついてきて」

「え?ちょっと、勝手に入ったりしたら…」

奥のドアを開けた俺は、北里の制止にかまわずその先へ歩いていく。

「静かにね?」

階段をのぼって、廊下を東へ、そして足を止める。
そこで俺に追いついた彼女は、声をひそめて尋ねた。

「ここ、どこなの?」

「どうぞ、入って?」

俺は北里を自室にいざなった。

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