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本気になんかならない

第34章 & # 9 8 2 5 ;

その夜からは、新着メールのお知らせが光るたびに期待に染まる俺。
でもそれは仕事仲間だったり、もっちーや和史さんだったり。
なんてことを繰りかえした。

俺としては毎日連絡をとりたいけれど、彼女は母親。ワンオペ育児がどんなに大変かは、職場でも聞いている。
それに、俺たちはつきあい始めたところ。

これからこれから、と自分に言い聞かせて
仕事にうちこんだ。

そうこうするあいだに、年が暮れ、明ける。
彼女からの連絡は、なしのつぶて。

いくら何でも、これはおかしくない?

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