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本気になんかならない

第34章 & # 9 8 2 5 ;

食べかけのランチをそのままに、おもてへと飛びだした。

数十分ののち、図書館入り。
息を整えながら館内を見渡し、静かに歩きだし…
ひととおり図書館のなかを探した俺は、雑誌コーナーの一角に空いたスペースで立ちどまる。

現在、時計は12時前。
だけど、お昼頃っていつまでかな?

とりあえずは、彼女に伝えよう。

返信が遅れた経緯と、図書館にいることを書きこもうとした途中に着信あり。

彼女から?とドキドキしたのもつかの間
画面に表示された発信者は、一方的に話を進めるあの男。

これは、ひとことふたことでは済まないはず。
俺は「はい」と返事をしながらも、図書館の玄関口へ歩きはじめた。

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