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本気になんかならない

第37章 余波

彼が家まで送ってくれることになって、ウキウキな私は、彼から視線が離せなくて。

ハンドルの切りかた、ウインカーの出しかた。
脇から入るクルマに片手で軽く合図したり。
何気ない普通の仕草だって、カッコいいなぁ。。なんて見とれる。

あんまりに私が見すぎたから、
「あっちの窓のほう、見てくれる?
気になって事故るから」って、彼に注意されてしまった。

私が再会を喜んでるってのに、和君ったらまた、クールなんだから。

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