テキストサイズ

本気になんかならない

第40章 My own decision

***

その夕方、まさか和君がやって来るなんて思ってなくて。

武内君からの箱には、『和波1セット、プライスレス』の注文請書が入っていた。

不意に用意された彼とふたりきりの時間。

今だけは、恋人同士でいたい。

彼の温度を感じながら、このまま永遠に時が止まればいいのに、なんて考えた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ