テキストサイズ

本気になんかならない

第40章 My own decision

兄のマンション前、荷物を運んでくれた運転手さんに頭をさげて、兄の家に帰る。

義姉はお風呂に入っているようで、紗波と姪はまだ眠ってて。

「これは、本寝だわね」

義姉のぶんの布団を敷いて、添い寝でそのまま眠ってしまった兄を起こさないように、私も紗波のとなりに寝場所を確保。

パジャマに着替えて彼にメールを打つさなか、先に届いた。

『今日は会えて嬉しかった。
今晩は店に泊まって、明日そのまま職場に行くよ。じゃあ、おやすみ』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ