テキストサイズ

本気になんかならない

第41章 妹

北里に急用が入り、図書館デートは中止に。
これまでも何度かそういうことはあったけど。

その夕方に電話。

「今日は、忙しくてごめんなさい。
私たち、友だちのほうがうまくいくと思うの…」

それが彼女からの言葉。

育児と仕事と家事をこなしている彼女、生きていくにはどれも、はずせないよな。

そのせいで俺との時間が押されて、どうしても北里が俺に引け目を感じるなら。

それは俺の望まないこと。。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ