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本気になんかならない

第41章 妹

「軽い火傷ですね。まあ、跡形もなく治るでしょう。ほかにはありませんか?」

「はい、大丈夫です」

医者が喋る後方に控えたのち、さっと動きだす。

「先生、どうぞ」

と、医者に処置セットなるものを渡して。

俺たちが出ていきがしなに、にっこりと微笑んだ。

「お大事に、和波君。妹さんも」

「うん。ありがとう」

夢を叶えたメグは、キラキラして見えた。

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