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本気になんかならない

第42章 もうひとりの妹

メグを待つあいだ、妙に緊張した面持ちの俺。

俺の耳に入れておきたい話って、まさか今回の事故のこと?
妹の身体に不安な点が見つかったとか?
いや、それなら、医者が直対応するよな。

だったら何だろ…うーん。
まさかまた、弟がしでかした?
いーや、あいつらは海外のはずだ…さすがにないだろ。

結局、思いつかないまま。
そのうちにアイボリーのコロンとした軽自動車が、舗道に横付けされて、俺は乗りこんだ。

「可愛いクルマだね」

「でしょ?運転しやすいのよ」

病院敷地を左折で出て、なめらかに道路を走る。
その後、クルマは美術館のある森林公園の駐車場に入っていった。

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