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本気になんかならない

第42章 もうひとりの妹

「腕のぐあいはどう?」

「ああ、おかげでよくなってる。
今日はこれから仕事?」

私服メグのナーススマイルに、俺も笑顔を作りかえす。

「ううん。貯めてたサマリーを出してきたの。
これから帰るんだったら和波君、
少し時間をもらえない?
耳に入れておきたい話があるの」

「え、何?」

「長くなるから、軽くドライブでも、ね?
一度、すぐそこの家に帰って用意してくるから」

俺は、メグのクルマに乗ることに。

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