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本気になんかならない

第6章 最後の夜

「和君、和君。気持ち、いぃ」

「あ、そこ。…いや」

「いやじゃないだろ?」

「ん……好き。和君、大好きっ」

彼女は俺の背中にしっとりと腕をまわす。

「大好き」と何度もささやきキスを求める。

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