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聖なる運命

第4章 絶望

病院からすぐの道沿いに


バスが止まっていた。


未来はがれきのなかからまだ使えそうな


毛布を一枚みつけだし、


ミカに渡した。


すぐに日がくれて、あたりは暗闇につつまれた。


物音はせず。


この時期夜は虫や蛙の鳴き声でにぎやかなのに


静かだった。


ミカは震えていた…


自分が今どんな状況かもわからないのと


暗闇に静けさとで怯えていた。
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