好きだって気づいたとき
第15章 卒業式
卒業してからもいつも俺達2人、何をするのも一緒。
まぁ、今さら言うことでもないんだけど。
入学説明会も一緒、制服を注文するのも一緒、高校生活に必要な物すべて揃えに行くのも2人一緒。
「友哉、お前部活何入る?」
「まだ決めてないよ」
「俺、バスケ部にしようかな」
「サッカーじゃないの?」
「もうサッカーは十分やったから違う事したいなって」
「中学3年間で十分なんだ・・・」
「せっかくだから色々やりたいしさ」
「ん〜・・・何かせっかくの使い方間違ってる気がする」
「まぁいいからいいから。
友哉、卓球部だったから続けて卓球とか、空手やってるから部活も空手部入るとかは?」
「空手は入学したら辞めるんだ。
中学の時と違って、帰りが稽古時間に間に合わないから。
卓球も練習日が少ないから入っただけだし・・・」
「まぁ入学式もまだだから、今から決める事じゃないけどさ。
ゆっくり決めればいいよ」
説明会の時にもらった部活紹介のプリント。
実は気になっている部活がある。
それは和太鼓部。
部活で和太鼓部ってなかなか珍しいなって思ってね。
入学したらちょっと覗きに行ってみようかな。
遼太に聞かれて隠す必要はなかったけど、何となく言いそびれてしまった。
そして4月になり、入学式の日。
天気も良く、絵に書いたように桜が満開。
「おはよう。久しぶり」
同じ中学のメンバーと合流。
ちょっとベタだけど、“入学式”の文字の前で写真を撮った。
部活の勧誘で先輩たちが校門、下駄箱付近に沢山いる。
黒の袴に赤いTシャツを着た団体が目に入った。
よく見ると和太鼓部だった。
「ちょっと見学に行ってみよっかな」
俺達の高校生活が今日から始まった。
まぁ、今さら言うことでもないんだけど。
入学説明会も一緒、制服を注文するのも一緒、高校生活に必要な物すべて揃えに行くのも2人一緒。
「友哉、お前部活何入る?」
「まだ決めてないよ」
「俺、バスケ部にしようかな」
「サッカーじゃないの?」
「もうサッカーは十分やったから違う事したいなって」
「中学3年間で十分なんだ・・・」
「せっかくだから色々やりたいしさ」
「ん〜・・・何かせっかくの使い方間違ってる気がする」
「まぁいいからいいから。
友哉、卓球部だったから続けて卓球とか、空手やってるから部活も空手部入るとかは?」
「空手は入学したら辞めるんだ。
中学の時と違って、帰りが稽古時間に間に合わないから。
卓球も練習日が少ないから入っただけだし・・・」
「まぁ入学式もまだだから、今から決める事じゃないけどさ。
ゆっくり決めればいいよ」
説明会の時にもらった部活紹介のプリント。
実は気になっている部活がある。
それは和太鼓部。
部活で和太鼓部ってなかなか珍しいなって思ってね。
入学したらちょっと覗きに行ってみようかな。
遼太に聞かれて隠す必要はなかったけど、何となく言いそびれてしまった。
そして4月になり、入学式の日。
天気も良く、絵に書いたように桜が満開。
「おはよう。久しぶり」
同じ中学のメンバーと合流。
ちょっとベタだけど、“入学式”の文字の前で写真を撮った。
部活の勧誘で先輩たちが校門、下駄箱付近に沢山いる。
黒の袴に赤いTシャツを着た団体が目に入った。
よく見ると和太鼓部だった。
「ちょっと見学に行ってみよっかな」
俺達の高校生活が今日から始まった。