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変態センセイの愛人

第2章 先生




『あー、申し訳ございません。北大路はもううちの会社にはいませんので別の者を――』


は……?北大路さんが退職した!?


「じゃあ、大丈夫です。失礼しました」



早くも恋が終わった……。


通話を終えた私は絶望して一分くらい動けなかった。


まあ、客と業者なんてこんなものか。

こんなものだよね……。


そう思って久しぶりにした恋を諦めることにした。


けれど心の奥底では好きな気持ちが残っていて、忘れることができずに静かに妄想に浸っていた。


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