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変態センセイの愛人

第9章 【After Story】変態センセイの恋人




結婚していた時のことを質問してはいけないような気がして今まで詳しい事は聞いたことがなかった。


もう終わったことだし、子供もいないようだから嫉妬するつもりもない。

だから何を話してくれるのかと思って耳を傾けた。




「年下の人だったんですけどね、先生だからもっとしっかりしてだとか、年上だから引っ張って行って、っていつも言われていました。

夫婦って一番近い存在なのにそれが寂しいなって思って……。
オレが応えてあげられなかっただけなんですけど……」



「そうだったの……。そう言われるとプレッシャーになるわね……」


「だから、菜月と出会って話しているうちに一緒にいて楽だなって思うようになったんです。

まぁ、好きになった理由は友達みたいな感じに見られているだけではないですけどね。……結婚するのが楽しみだなって思います」


「それは私もよ」


今度は唇を重ねられて私からもキスをお返しする。


それを繰り返しながら明るい未来を北大路さんと一緒に想像して恋人としての甘い時間を感じた。



「でもそうしたいなら創も変わらないといけないわよ……?」


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