
変態センセイの愛人
第2章 先生
「んっ、あっ、北大路さんっ…、好きッ…」
もちろん、好きとは返してもらえなかった。
恋人でないのだから仕方ない。
何もかも迷いなくしてくる辺り、こう言うのは初めてでないんだろう。
二十四歳なら女に関してそこそこ経験している歳でもあると思うし。
体を重ねている間、虚しく思う気持ちもありながら抱かれたこの結果に満足もしていた。
最後は私のナカでイッてもらえたから……――――
「あの……、実は有村さんにお願いがあるんです。図々しいお願いだとは思うんですけど……」
「なに?言ってみて」
