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ショート・ショート

第1章 1.主従関係




「聞こえないのか。」




彼の低くい声が部屋中に響く。

私はそんな彼を睨みながら、手を下着に伸ばした。


ーーーー何故こんなことになったの




ことの発端は2時間まえのことだった。

大学の終わったあとに両親と食事をすると言うことで、私は都内の三つ星ホテルへと赴いた。

そして、約束された席には両親らしき姿はなく、見知らぬ人が居座っていた。


見渡しても両親の姿はない。


連絡を入れても、返信はなかった。






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