
ショート・ショート
第3章 3.溺愛彼氏
「ふわぁ、」
ベットの上に転がる彼女は
眠たそうにあくびをする。
片手にあった、漫画ををゆっくり閉じた。
「これつまんない。」
もうっ、こんなの買っちゃって。と頬を膨らませながらひとこと。
思わずリスのように膨らんだ
可愛いほっぺを推したい衝動に駆られる。
「おちびちゃんにはまだ早かったな。」
ちょっと小馬鹿にするように答えると
不機嫌そうな表情で、
いつものように
「ちびじゃないもん。
それに身長関係ないよ!!」
いつものように拗ねたようにする。
小さい頃からなにも変わらない。
