ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~
第3章 ~幼少期から中高生時代〜
「……ナニやってるのよ。もぅ…」
私は、赤い顔をしてそのまま眠ってしまったリョウちゃんを起こそうとしたのだけど。
「大丈夫ですよ」
コバヤシさんは、優しい口調で私たちに声をかけた。
「こちらの坊ちゃんは、後で私がお家まで送って差し上げますので、お嬢様方はお先にお帰りください」
そう言って、私とトオルくんを屋敷の外まで送ってくれた。
トオルくんと二人きりになると、
「リョウは、優しくしてくれた?」
って、突然言ってきたから、何のことだか一瞬分からなかった。
「サオリちゃん、元気がないみたいだから、オレがリョウに『やさしくしてあげて』って、言ったんだけどぉ~」
トオルくんは、思い出させるように言葉を強調した。
「あぁ~ う、うん…」
「そっか。それなら、よかった…」
思わず、頷いてしまったけど。
だからか~…
あのとき、妙に『やさしいな』って感じたのは、
トオルくんの影響だったんだぁ~
でも、当の本人は「学校の成績のせい」だって、勘違いしてたみたいだけどね。
私は、赤い顔をしてそのまま眠ってしまったリョウちゃんを起こそうとしたのだけど。
「大丈夫ですよ」
コバヤシさんは、優しい口調で私たちに声をかけた。
「こちらの坊ちゃんは、後で私がお家まで送って差し上げますので、お嬢様方はお先にお帰りください」
そう言って、私とトオルくんを屋敷の外まで送ってくれた。
トオルくんと二人きりになると、
「リョウは、優しくしてくれた?」
って、突然言ってきたから、何のことだか一瞬分からなかった。
「サオリちゃん、元気がないみたいだから、オレがリョウに『やさしくしてあげて』って、言ったんだけどぉ~」
トオルくんは、思い出させるように言葉を強調した。
「あぁ~ う、うん…」
「そっか。それなら、よかった…」
思わず、頷いてしまったけど。
だからか~…
あのとき、妙に『やさしいな』って感じたのは、
トオルくんの影響だったんだぁ~
でも、当の本人は「学校の成績のせい」だって、勘違いしてたみたいだけどね。